NEWS
医院ブログ
- 仙川の歯医者「仙川歯科・矯正歯科」TOP
- 医院からのお知らせ
- 医院ブログ
- 矯正装置はどれがいい?あなたに合う矯正方法が分かる3ステップ
矯正装置はどれがいい?あなたに合う矯正方法が分かる3ステップ
矯正装置はどれがいい?まずは選び方の基本を知ろう
矯正装置はどれがいい?まずは選び方の基本を知ろう
永久歯列で矯正する意味とタイミング
永久歯が生えそろった後の矯正治療は、見た目だけでなく機能面にも大きな意味があります。歯並びや噛み合わせが整うことで、食べ物をしっかり噛めるようになるほか、歯の清掃がしやすくなり虫歯や歯周病のリスクも減ります。
特に20〜40代で「今から矯正しても遅くないかな」と迷う方も多いですが、永久歯列の矯正は何歳からでも可能です。年齢に関係なく、歯や歯周組織の健康が保たれていれば治療のスタートはいつでもできます。
矯正装置の種類と役割の違い
矯正装置には主に「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」の2種類があります。それぞれに特徴があり、見た目、装着感、管理のしやすさ、治療効果などに違いがあります。
ワイヤー矯正は、歯の表面または裏側にブラケットと呼ばれる装置を付け、ワイヤーで力を加えて歯を動かします。
マウスピース矯正は、透明な装置を一定時間装着し、段階的に歯を動かしていく方法です。どちらも目的は同じですが、日常生活への影響や管理の方法が異なります。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正を徹底比較
見た目・快適性の違い
ワイヤー矯正は金属の装置が目立ちやすく、特に表側矯正の場合は会話や笑顔で装置が見えることがあります。ただし、白いセラミック製のブラケットや裏側矯正(舌側矯正)を選べば、目立ちにくくすることも可能です。
一方、マウスピース矯正は透明な素材で作られており、装着していてもほとんど目立ちません。そのため、仕事や接客など人前に出る機会が多い方にとっては、自然な見た目で過ごせるのが大きな魅力です。加えて、金属を使わないため口内炎などのトラブルも起こりにくく、快適に過ごせることが多いです。
対応できる症例・治療効果
ワイヤー矯正は、あらゆる症例に対応可能な「オールラウンド型」といえます。歯の移動の自由度が高いため、重度の叢生(ガタガタの歯並び)や抜歯を伴う治療にも適しています。
マウスピース矯正は、軽度〜中等度の症例に向いています。歯の動かし方に制限があり、難しい症例では効果が出にくいこともあります。ただし、設計が進化しており、インビザラインのような先進的なシステムでは中等度の複雑な症例にも対応可能になってきています。
治療期間と費用の目安
治療期間はどちらも一般的に1〜3年。これは歯の移動量や症例の複雑さによって変わります。ただし、マウスピース矯正は患者さん自身が1日20時間以上装着する必要があり、これが守られないと治療期間が延びるリスクがあります。
費用は歯科医院によって異なりますが、当院では以下のように設定しています。
- ワイヤー矯正:20万円〜
- マウスピース矯正:30万円〜
見た目や管理のしやすさを重視するか、対応できる症例の広さを重視するかが選択のポイントになります。
項目 |
ワイヤー矯正 |
マウスピース矯正 |
見た目 |
装置が目立ちやすい(表側矯正の場合)。裏側矯正や透明な装置で目立ちにくくすることも可能。 |
透明なマウスピースで目立ちにくい。日常生活で気づかれにくい。 |
対応症例 |
幅広い症例に対応可能。複雑な歯列や大きな歯の移動にも適している。 |
軽度から中等度の症例に適している。複雑な歯列には対応が難しい場合がある。 |
治療期間 |
1〜3年程度。歯の移動量によって期間が変わる。 |
1〜3年程度。装着時間を守らないと期間が延びる可能性がある。 |
痛み・違和感 |
装置の調整時や装着初期に痛みや違和感を感じることがある。 |
比較的痛みや違和感が少ない。装着初期に軽い違和感を感じることがある。 |
食事・清掃 |
装置が固定されているため、食事や歯磨きに制限がある。清掃が難しく、虫歯リスクが高まる可能性がある。 |
装置を取り外せるため、食事や歯磨きがしやすい。口腔内を清潔に保ちやすい。 |
自己管理 |
装置が固定されているため、自己管理の必要性は低い。 |
装着時間(1日20時間以上)の管理が必要。自己管理が重要。 |
費用 |
医院によって異なる。当院では20万円〜。 |
医院によって異なる。当院では30万円〜。 |
あなたに合う矯正方法を選ぶ3つのステップ
ライフスタイルを基に選ぶ
まずは、自分のライフスタイルに矯正装置がどう影響するかを考えてみましょう。例えば、接客業や営業など人と接する機会が多い方であれば、目立ちにくいマウスピース矯正が適しているかもしれません。食事や歯磨きの際に取り外せるため、衛生面でもストレスが少なくなります。
一方で、常に装置を装着しているのが苦にならない方や、装着時間の自己管理に自信がない方にはワイヤー矯正が向いています。固定式のため、「つけ忘れ」の心配がなく、確実に歯を動かしていけるメリットがあります。
自己管理のしやすさを考慮する
マウスピース矯正では、装着時間の自己管理が治療の成功を左右します。毎日20〜22時間の装着が必要であり、これを守らないと計画通りに歯が動かず、治療期間が延びてしまうこともあります。
そのため、自分の性格や生活リズムを振り返って「継続的な自己管理が得意かどうか」を考えることが大切です。継続が難しいと感じる場合は、自己管理に頼らずに治療が進むワイヤー矯正の方がストレスなく続けられる可能性が高いです。
歯科医と相談して最終判断を
矯正装置の選択は、最終的には歯科医の診断と相談が重要です。患者さんの希望だけでなく、歯並びの状態や骨格、口腔内の衛生状態なども考慮する必要があります。
中には「マウスピース矯正を希望していたけれど、実際はワイヤーの方が適していた」というケースも少なくありません。逆に、「思っていたよりもマウスピースでも対応できる」と言われることもあります。
診断を受けた上で、歯科医と一緒に納得のいく選択をすることで、後悔のない矯正治療につながります。
まとめ:自分にぴったりの矯正装置を選ぶために
矯正装置を選ぶ際には、「どれが一番いいか」ではなく、「自分にとって一番合っているのはどれか」という視点がとても大切です。ワイヤー矯正とマウスピース矯正、それぞれにメリット・デメリットがあり、ライフスタイルや性格、症例の複雑さによって最適な選択は異なります。
重要なのは、自分の生活に無理なく取り入れられ、治療をストレスなく続けられること。そのためには、装置の特徴をしっかり理解し、不安や疑問があれば遠慮なく歯科医に相談することが第一歩です。
「なんとなく選んだ」ではなく、「納得して選んだ」と思える装置であれば、治療中のモチベーションも保ちやすく、結果にも満足できるはずです。矯正を通して、健康で美しい笑顔を手に入れるサポートができるよう、仙川歯科矯正歯科でいつでもご相談お待ちしてます。